不肖なる日々

淡々とやっていく

厳しい季節

暦の上では春だけど、今が1年で1番寒いくらいで体感的にはまだまだ冬だ。冬は厳しい季節だ。寒くて動きたくないし、気持ちも沈む。20代後半からは冬になると必ず沈んでいる。冬季うつ病なんて病気もあるぐらいだから、病とは言わないけどそれに近いものはあるのだろう。
獣や魚だって冬は元気がない。前者は冬がくる前に大量に栄養を蓄えて冬眠する種だっているし、後者は水温が低いためあまり動かずにじっとしている。植物でさえ雪や土の下で春の訪れを待っている。冬越しという言葉はあっても夏越しという言葉はない。総じて冬は命あるものにとって厳しい季節だ。
こんな季節には仕事など必要最低限のこと以外にはエネルギーは割かないでいいと思う。その日の仕事を終わらせたら、食べたいものを食べて、本でも読んで熱い風呂に入って、暖かくしてゆっくり眠ればいい。プラスアルファでなにかやらなきゃ、なんて焦燥感に囚われずに充電していればいい。植物のように、春になって芽吹けばいいのだ。