不肖なる日々

淡々とやっていく

今年を振り返る

年が明ける前に書いておく。とはいっても、12月に入るまでは特に何かがあったわけではなかった。交通費も出ない、片道1時間強かかる派遣先で淡々と仕事をする毎日だった。給料は出たそばから奨学金や市県民税などに消えていった。月に自由に使えるカネが1000円、なんてこともザラだった。とにかくカネのなさがついて回った。

そして12月に入ってすぐ、派遣先の指揮命令者と揉めた。日頃から口の利き方や仕事の振り方が気にくわずイライラを募らせてきたが、とうとうそれが爆発してしまった。口論になり、第三者の目があるところで物にも当たってしまった。以前にも別の社員と揉めていたので、この2件でレッドカード。12月で派遣労働契約は終了、年明け早々無職となる。ちなみに、指揮命令者はノーペナルティ。派遣元の担当者からは「社会人としてキレたら絶対にダメだ」と言われたが、初夏に揉めた時は社員のほうがキレてノーペナルティだった。なんのことはない、揉めた双方に問題がある場合、立場の弱い方が一方的に罰されるというだけの話だ(物に当たるのがよくないのは間違いないが)。

ただただむなしい1年だったと思う。何の感慨もない。

 

 

さよならだけが人生だ

連休中、友人と飲みに行った。そこで仕事を辞め、実家に帰るという話を聞かされた。

彼とは大学時代からの付き合いで、ほぼ同時期に関東に出てきて、お互い似たような境遇でしんどい思いばかりしてきた。その彼もこちらでの生活に疲れ果て、実家に帰るという道を選択した。親の経営する会社で仕事を手伝うという。向こうで充実した暮らしを送ってほしいと願うばかりだ。

しかし、やはり同志が一人身近にいなくなるという気がして寂しいし、「俺は何をやっているのだろう」という気持ちにもなる。友人は人生を次の局面へ進めるための決断をした。だが、俺は何もできていない。いつまでたってもこちらでの生活に馴染めないし、かといって帰れるような実家もない。派遣社員でカネもない、彼女もいない、若さもない。何者にもなれていない。友人の話を聞いてからというもの、ずっとこんな思考が頭の中をぐるぐると回り続けている。一つ前の記事で「カネを稼ぐことだけ考える」みたいなことを書いたくせに、簡単に気持ちが揺らいでいる自分がいる。

バースデイ

先日35歳になった。ようやくいろいろ諦めたというか、悟った気がする。別に何かを夢見ていたというわけではないんだけど。

今はとにかく、カネを稼いで借金を完済したい。この何をするにもカネのなさがついて回る日々を終えたい。本当にそれだけ。それ以外のことは完済してから考える。といっても、寂しさやら何やらついて回るんだろうけど。もう影のようなものだと思うしかない。処置を施すとしても借金のあとだ。

まずは派遣労働から脱出しないとなー。できれば正社員か、せめて交通費の出る契約社員。35歳だけど、まだやりようはあると信じたい。そんな感じです。