不肖なる日々

淡々とやっていく

低賃金単純労働はキツいが楽だ

低賃金の単純労働って、肉体的、金銭的には厳しいけどある意味楽な生き方だと思う。決まった時間に会社にいって、言われた通りに作業して、決まった時間に帰る。頭を使う必要なんてほとんどない。せいぜいがいかに自分の作業を効率よく行うか、ぐらい。この程度の仕事だから、当然給料も安い。でも楽だ。自分で考える必要がないから。たとえばその作業が含まれる工程全体の流れとか、働いている場所全体のシステムとか、そんな大きいことに頭を使う必要がないし、求められてもいない。

ニュースに目を向けると、国内外問わず低賃金の単純労働者の生活苦がよく取り沙汰される。いつまでたってもなくならない。それはもちろん産業構造だとか政策の問題が大きいんだろうけど、労働者にとって単純労働が「楽だから」というのもあるんじゃないか、というのがこれまで10年近く単純労働に身を置いてきた自分の意見。あ、「生活が楽」なんじゃなくて「思考する必要がないから楽な部分がある」という意味ですからね。誰も読んでないのは判ってるけど、念のため。